もともとはインナーだったクラスTシャツ

学校のイベントで着る機会の多いクラスTシャツですが、国内で見るようになったのは1980年代だとされています。もっと以前から一致団結を促す文字をプリントしたTシャツがありましたが、学校行事でクラス全員で着るようになったのがちょうどその頃です。文化祭や模擬店で用いて評判が良かった、宣伝になるということがわかり次第に着られるようになり現在では学校イベントには欠かせないものになっています。現在、アウターで着るTシャツはもともとはインナーに用いられていた歴史があります。

トップスとして用いるようになったのは第二次世界大戦の後であり、Tシャツにプリントするようになったのはアメリカの大学で体育着を貸出す際に番号を入れて回収しやすくしたことがきっかけだとされています。それが映画や音楽の影響で広く用いられるようになり、日本で普及するようになったのは戦後です。ビジネスシーンで用いるようになるのは1990年代になってからですが、現在では学校イベントに企業の展示会にと様々なシーンで幅広く使用されています。クラスTシャツが普及するようになったのはプリント技術の進歩も関係があります。

以前はデザインごとに版をつくり、その版を用いてTシャツに印刷するシルクスクリーンが中心でしたが少数印刷には不向きでした。ですが現在では少ない枚数でも対応できるプリントや複雑なデザインにも対応できるプリントがあることから、クラスTシャツとしてだけでなく様々なシーンで活用できるようになっています。

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