クラスTシャツを作るときの注意点

高校の競技会や文化祭のようなイベントで作成されるクラスTシャツは、生徒がデザインから素材選びまで考えた完全オリジナル商品であることがほとんどです。まれに既成の商品やマークに似た物が混じっていたり、テンプレートを使用している物もありますが、基本的に許可を得ていたり大まかなデザインを変えているので著作権的には問題なく使用できます。クラスTシャツを作るにあたって、もっとも意見が分かれるのはデザインやコストについてかもしれません。素人の学生が一から作るのですから、うまくいかない部分があるのも仕方がないことではあります。

しかしその際に、面倒だからと既成のデザインや画像をそのまま使うのはやめておきましょう。公的な場所で使われているデザインや写真には著作権や肖像権があるので、許可を取っていない場合は使用することができません。わからないだろうと思って発注しても、お店でプリントする際にチェックを受けて差し戻しを受ける可能性があります。そうなった場合、イベントまでにクラスTシャツが届かないということにもなりかねません。

そのようなリスクを取らなくて済むように、デザインに使う物は著作権フリーの物や自分達で一から考えた物を使うようにしましょう。百歩譲ってパロディ的な物を作る場合には、はっきりとわかるようにデザインやキャラクターを変えることが大切です。どうしても自信がない場合は、お店の方に問い合わせて、デザインが大丈夫かどうか確認してもらうようにしましょう。そうすることによって、無駄なトラブルを回避することができます。